2008年1月 3日 (木)

歌舞伎観賞

今朝のラジオ放送「今日は何の日」で昭和26年の今日・1月3日、現在の歌舞伎座が再建竣工した記念すべき日であることを知った。歌舞伎には戦後歌舞伎座が再建される前から興味があり、今は亡き旅仲間だったOさんと連れ立って毎月のように観劇に出かけたものだった。勿論当時はまだ同劇場は戦災をうけたままで、代わりに旧東劇、三越劇場を主体に上演されていた。東劇では殆んど毎回3階の自由席での観劇だった。当時は今と違って3階は指定席でなかったので観劇中手洗いに立ったりすると戻った時には席が他の観客に占拠されてしまうので最期まで我慢する事も度々のことだった。いちど忠臣蔵の通し公演を昼夜2部にわたって観劇した時には二人で交互に手洗いにたったのであるが超満員のため席に戻るのに大変手こずったことを思い出した。

役者も皆げんざい歌舞伎界で活躍中の面々の父君だった筈で、有名な6代目尾上菊五郎、初代中村吉衛門、3代目中村時蔵、6代目中村芝翫(6代目中村歌右衛門)、中村もしほ  (先代中村勘三郎)等など匆々たる名優の若かりし時代の演劇を鑑賞できたことは幸いだった。菊五郎の「道成寺・花子」歌右衛門の「籠釣瓶・八ッ橋」などの華やかな美しさを現在でも懐かしく思いだすのである。当時でも歌舞伎は我が国を代表する演劇界の王者として戦後の荒廃した世の中に突出した存在だった。一時期毎公演の筋書きパンフを収集することに凝ったものであるが現在は散逸してしまって手元に無いことは甚だ残念である。体調不良で出かけることが難しくなった現在では歌舞伎観賞からも遠ざかってしまい、昔日の舞台を懐かしく思いだすのみである。

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